グループディスカッションが苦手?うまくいかない原因とは?

グループディスカッションが苦手?うまくいかない原因とは?

公開日:2023/04/15 最終更新日:2023/10/26


就活の選考で、グループディスカッションを取り入れる企業が増えています。面接と異なり、グループを組んで与えられたテーマに沿って議論・結論を出すため、苦手意識をもつ方が多くみられます。では、グループディスカッションで企業はどこをチェックしているのでしょうか。今回は、企業が見るグループディスカッション・失敗しないコツを紹介します。

グループディスカッションが苦手な理由

就活生の半数以上は、グループディスカッションを苦手としています。最も多い理由として「自分の意見を話すことが苦手」が挙げられます。グループディスカッションは数人のグループで話し合いをしながら結論を出していくため、積極的な発言が求められます。

しかし、恥ずかしさから、自分の意見をなかなか発言できない就活生もいます。学生生活のなかで、自分の意見をいえる環境を整えたり、積極的にコミュニケーションを取ったりするなど、意見をいうことへの耐性をつける必要があります。

また、そのほかの苦手な理由は、人の意見に流される、企業がどこを基準に評価しているのかわからないなどがあります。グループディスカッションを取り入れる企業は増えていますが、どのように評価しているのでしょうか。次の項目で解説します。

グループディスカッションを通して企業が見ているポイント

多くの就活生が気になる、グループディスカッションをとおして企業が見るポイントです。企業がどこを評価基準としているのか、一つひとつ確認しましょう。

思いやりをもったコミュニケーション力

自分の意見を押しつけるだけでは、企業から評価されません。グループのメンバーを思いやりながらのコミュニケーションが大切です。たとえば、メンバーのひとりの意見に対して真っ向から反論するのではなく、「〇〇さんの考え方も共感できます。しかし私は〇〇という意見です」のように、相手の意見を受け止め尊重する言葉を添えましょう。

論理的思考力の高さ

論理的な思考とは、物事を根拠・結論にわけて、根拠を明らかにしながら結論を伝えることです。論理的思考は企業が求めるスキルのひとつであり、入社した際に説明を求められても、道筋を立ててていねいにわかりやすく説明できると判断されます。論理的思考が弱い場合、仕事がスムーズにできなかったり、取引先でのやり取りに失敗したりするなど、マイナスな評価を与えてしまいます。そのため、論理的思考をアピールできるような、客観的な根拠の説明と相手が納得できる説得力のスキルを身につけましょう。

積極的な姿勢

グループディスカッションは、グループ内で話し合って結論を導き出します。意見がいえずに黙ったままでは、企業から主体性がない・コミュニケーションが取れないと判断されるかもしれません。

そのため、ほかのメンバーと意見が同じであっても黙らずに、自分の考え方を伝えましょう。同じ賛成意見だとしても、考え方はほかのメンバーと違う場合があります。自分の考え方を積極的に発言することで、反対意見のメンバーを賛成側にもってくることができるでしょう。

ただし、テーマに沿っていない発言に注意します。積極的な意見にとらわれて、テーマと関係ない意見ばかり発言することは、マイナスな印象を与えます。議論の流れを見ながら、的外れではない意見を述べましょう。

グループディスカッションで落ちる人の特徴

グループディスカッションで落とされる人の特徴は、自分勝手な人です。相手の話を聞かず、自分の意見だけを語り、無理に意見をひとつにまとめるような行動は避けましょう。たとえ、論理的な思考で意見を述べていても、企業から好評価は期待できません。

また、議論内容を理解できていないことも落ちやすい特徴です。グループで意見をまとめるのに、的外れな意見ばかり述べると、自己アピールしたい人にしか見えません。企業からもマイナス評価を受けるため、議論内容を把握してしっかり考えた上で発言しましょう。

グループディスカッションで失敗しないようにする方法

苦手とする方の多いグループディスカッションですが、失敗しないためにどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。ここでは失敗を避ける方法を紹介します。

早めに自分の担当を見つける

グループディスカッションはグループ全員が意見を述べるだけでは、時間内に結論を出せません。議論を進行する司会や時間を確認する人、ノートに意見をまとめる人など、さまざまな担当が必要です。担当については企業が指定することもありますが、グループ内で担当を話し合って決めるケースもあります。

自分の得意とする担当があれば、早い段階で伝えましょう。ただ、担当をやりたい気持ちを全面的に出すと、マイナスな評価を受けるかもしれないため、サラッと流すように立候補しましょう。

議論内容を整理する

意見を述べることの繰り返しでは、結論に導くことができません。さまざまな意見をまとめて整理して、結論に辿り着きます。一気に議論をまとめるのではなく、その都度意見を整理して必要な情報を割り出しましょう。

グループディスカッションで高い評価を受けるためには?

企業がグループディスカッションを実施する理由とは

人材を採用する際、グループディスカッションを選考過程に取り入れている企業があります。企業がグループディスカッションを採用する理由を知れると、高く評価を得られるヒントがみつかるでしょう。ここでは、企業がグループディスカッションを実施する理由についてご紹介します。

コミュニケーション力がみたい

会社で働く際、必ず他者との関わりがあります。入社すると、同僚や上司、後輩といったさまざまな人間関係もできていくでしょう。

人間関係を築いていく際、大切になるのがコミュニケーション力です。企業は、グループディスカッションを通してコミュニケーション力がどのくらいあるのかをみています。

コミュニケーション力は、会社で働くうえでとても大切なポイントです。日ごろから、さまざまな人とスムーズにコミュニケーションできるよう意識するとよいでしょう。

傾聴力がみたい

企業がグループディスカッションを通して人材を採用する際、人の話がしっかり聞けているのかという傾聴力をみています。傾聴力とは、相手がなにを伝えたいのかという要点をおさえながら、しっかりと話が聞ける力を指しており、コミュニケーション力と同様、会社で働くうえで大切な能力のひとつです。グループディスカッションでは、メンバーが話す内容をよく理解しながら聞き、ご自身の意見もしっかりと発言するよう意識するとよいでしょう。

グループディスカッションで高い評価を受けるために気をつけたいポイント

人材を採用する際に用いられるグループディスカッションですが、どんな点に気をつければよいのでしょうか。グループディスカッションで、高い評価を受けるために気をつけたいポイントをいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

相手を配慮する

グループディスカッションは、何人かのメンバーで論議を交わすものです。グループディスカッションでは、メンバーがなにを伝えたいのかを理解しながら話を聞いたり、伝え方を意識したりしながら論議が進められるとよいでしょう。

相手がなにを伝えたいのか傾聴し、自分の意見を強い口調にならないように伝えられるよう気をつけます。グループディスカッションは、ひとりで取り組むものではなく、チームワークが大切です。相手をしっかり配慮すれば高い評価を受けやすいでしょう。

態度を意識する

グループディスカッションでは、意見を交わして論議するのも大切ですが、参加態度も大切なポイントです。話を聞くとき、興味がなさそうにしていると悪い印象を与えかねません。グループディスカッションに参加する際は、ご自身が発言しているときのみならず、グループ内のメンバーが話しているときもしっかりと参加するとよいでしょう。

まとめ

グループディスカッションを苦手とする就活生はたくさんいます。面接のように、ひとりで練習することが難しいため、日頃の学生生活で練習する必要があります。積極的に意見をいうことが苦手な場合は、自分からコミュニケーションを取ってみましょう。一方、論理的思考で意見を述べられない際は、家族や友人でテーマに沿って根拠から結論へつながるような説明の練習を実施してみてください。また、グループディスカッションで企業が見る評価基準を考えながら、対策を取ると苦手意識が減っていくこともありますよ。

おすすめ関連記事

新着記事

おすすめの就活イベント7選比較表

イメージ
イベント名デアイバジョブトラミキワメLIVEMeets Company(ミーツカンパニー)マイナビイベントキャリタス就活イベントキミスカ主催イベント
特徴グループディスカション対策が可能!さまざまな企業との出会いの場も提供就活イベントではNo.1の開催回数!いち早く内定を獲得できる可能性あり一流企業がイベントに参加!オンラインでのイベント開催にも対応キャリアアドバイザーが就活をサポート!早期の内定獲得も実現就活生一人ひとりに合ったイベントを開催!WEBセミナーも開催中イベントの規模は国内最大級!参加する企業の8割が大手・優良企業企業からのスカウトあり!少人数規模だから企業とじっくり向き合うことも可能
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら